12時間睡眠を減らす 過眠症対策~病院編〜 ベルソムラとエビリファイ
過眠症、それは文字通り眠りすぎる症状。
わたしは生まれてからずっと、人より長く眠り続け、悩まされてきました。
過眠症の症状とこまりごと
睡眠時間は、毎日10時間。社会人になってから、より増えて12時間。 外に出ず、引きこもっていてば5時間睡眠で済むので、おそらく発達障害の「疲れやすさ」が原因です。
玄関や床で寝落ちてしまう事はもちろん、他人との外出中にいきなり眠くなってタクシーで帰ることも。
遅刻も頻繁。事情を知らない人からの「夜更かしも大概にね」というアドバイスに何度絶望したことか。わたしはたぶん、あなたより早く寝てるんです。 ↑毎朝の宮沢。睡眠が不足していると、目が回って動けませんでした。
もろもろ対策した今は、8〜9時間睡眠で活動できるようになりました。 その具体的な内容を書いて行きます。
通院のきっかけ
当時、同僚から出社時間について指摘を受けていて、ストレスから深夜5時まで眠れなくなっていました。
4時間睡眠でフラフラのまま出社して、頭も回らずいつ事故ってもおかしくない状態。
眠いのに、寝付けない。不眠症の過眠症。これはもう、ほんと辛かったです。
限界を感じ、行こう行こうと先延ばしにしていた、発達障害と睡眠障害をみてくれる病院に予約。
幸い、一ヶ月の後の予約が取れました。
診察
診察前に、睡眠状態について紙に色々記入。
その後、その内容を踏まえて診察。
診察は和やかに進んだけれど、
「生まれつきだとむずかしいかも」
「睡眠時間を短くする薬はありません」
との言葉に意気消沈。
それでもいいので、いろいろ試したいとお願いしました。
まず 睡眠サイクルを治す
深夜5時まで眠れない状態をまず治そう、というわけで、睡眠サイクルを治す薬をもらいました。
※薬の名前忘れてしまった…。
サイクルは薬のおかげですぐ治りました。
起きるために エビリファイ1mg
次に、起きるようにする薬ということで、エビリファイ1mgを処方されました。
寝る前に飲むと、翌朝早く起きれるケースがある…とのことでしたが、目が冴えて寝つきがわるくなってしまいました。
その後、医師と相談の上、寝る前ではなく、朝、目が覚めたときに服薬。
それまで、朝に目が覚めても、めまいなどで起き上がれないでいましたが、立ち上がれるようになりました。
でもちょっと気持ち悪い。無理矢理体を動かす感じがありました。
ほかの工夫
並行して、寝具や位置を変えたりなど、工夫していました。
エビリファイのおかげもあり、12時間→10時間まで減らすことができました。これはまた次の記事で。
入院検査
さらに、一晩入院して睡眠検査を受けました。
入院費用の負担はざっくり22,000円ぐらい。自立支援を取られている方はもっと安く済みます。
結果は、顕著な問題はないが、
・慣れない環境で寝たせいか、睡眠が浅い。
・深い睡眠からいきなり目覚めていて、小学生ぐらいの子供にみられる夢遊病などの可能性はある。入眠はじめの波長なのでそこまで問題ではない。
こちらとしては、普通に寝たつもりなので、おそらく普段から睡眠が浅いのだろう…というわけで、
深く眠る ベルソムラ10mg
深く眠れる薬として、ベルソムラ10mgを処方。
これがすごい、びっくりするぐらい効いた。
睡眠が10時間→8時間まで短縮。寝起きの気持ち悪さも軽減。
ただ、身体は重いので、先のエビリファイも引き続き寝起きに飲みました。 すると、だいたい9時間で活動開始できるように!
依存性も少ない薬らしく、自然に眠気が来ます。
おかげさまで勤務時間も安定。このブログも更新できるようになりました。
ここに書いた以外にも、薬を試したり、血液検査など試行錯誤を重ねています。
大事なのは、医師と根気よく合う薬を探すこと、薬を飲む習慣をつけることだな…と実感しました。
次の記事に、12時間→10時間にした、薬以外の対策も書こうと思います。
*7/2にタイトルをわかりやすく変えました